お役立ち情報局

祭りやイベント、日本の行事、日常生活で知りたいこと、疑問に思うことなど役に立つ情報を発信しています!

こどもの日

鯉のぼりの意味は?出す時期としまう時期は?吹流し・矢車・天球の意味

子供の日に軒上にかざる鯉のぼり

今でも多くの家庭で飾られていますが、鯉のぼりを飾る意味や由来はご存知でしょうか?

今回は知っていたら誰かに教えたくなる、鯉のぼりの意味や飾り方、英語での説明の仕方などをご紹介します。

スポンサーリンク


鯉のぼりの意味と由来は? 英語では何て言うの?


鯉のぼりとは、その名の通り鯉を模したのぼりのこと。

のぼり」といわれればお店の前に飾られている布の「のぼり旗」をイメージしがちですが、どちらかというと風向きを測るのに使う「吹き流し」に近いものです。

現在はほぼ鯉の形をしたものしか見ませんが、最初から鯉の形だったわけではありません。

江戸時代ごろは、各家の家紋を染め抜いたのぼりを立てていたと考えられています。

最初は先祖伝来の家紋を持つ、旧家や武家のみが立てていたのぼりですが、そのうち庶民にも広がるようになります。

しかし庶民が飾るのぼりにはあまり家紋は登場せず、カラフルな布をたくさん使ったのぼりであったり、小説の表紙を模したのぼりがよく利用されました。

そのなかでよく使われたモチーフが鯉のモチーフであり、幕末にはすでに江戸一帯に現在のような鯉のぼりが広まっていたと考えられています。

そんな5月の風物詩の鯉のぼりは、英語で「carp streamer」といいます。

鯉はcarp、のぼりはstreamer(風にたなびくもの)で表現しているというわけですね。

ちなみにcarpには複数形はありません。

そのため、何匹かの鯉のぼりをまとめて表現したい場合でもcarpsにはなりませんので注意しましょう。

鯉のぼりをなぜこどもの日に飾るの? 吹流し・矢車・天球の意味は?


さて、そもそもどうしてこどもの日にのぼりを立てるようになったのでしょうか。

現在では「こどもの日」と呼ばれている5月5日は、昔は「端午の節句」、「菖蒲の節句」と呼ばれていました。

昔から菖蒲の花を飾ったり、菖蒲湯に入ったりする習慣が続いている地域もあります。

武士の勢力が強まった鎌倉時代ごろ、この菖蒲が尚武(武道を重んじる心)と読み方が同じであること、菖蒲の葉っぱが剣先のように鋭いことなどから、菖蒲の節句=男の子が勇ましく勇敢に育つことをお祈りする日とされるようになりました。

そんなわけで、男の子がいる家庭では、勇敢に強く育つことを願ってのぼりや甲冑を飾るようになったんですね。

また、鯉は「鯉の滝登り」という故事があるように、立身出世の象徴です。

男の子の出世を願って、鯉の形をしたのぼりが生まれたのでしょうね。

さて、鯉のぼりをお持ちの方はご存知だと思いますが、鯉のぼりってのぼりの部分だけではありませんよね。

鯉ののぼりの上に飾る「五色の吹流し」、竿の上で風に吹かれてくるくる回る「矢車」、さらにその上についている丸っこい「天球」にもきちんとした意味があるんですよ。

まず「吹流し」。

これは世界が五つの要素から成り立っているとする、中国の五行思想に基づくものです。

吹き流しに登場する色は、この五つの要素を象徴する色。

まさに世界そのものを表現し、自然や神様の加護を得ようとしたものなんです。

矢車」は、見た目ではよくわかりませんが、実は弓矢を模したものなんです。

高い場所につけることで、どこから悪いものが来ても即座に射抜いて退治するようにつけたものなんですね。

天球」は神様に、「ここに子供がいます」とアピールするためのもの。

神様に気づいてもらえれば、きっと末永く守ってもらえますよね。

普段何気なく眺めている鯉のぼりですが、細部にもちゃんと意味があるんですね。

スポンサーリンク


鯉のぼりを出す時期としまう時期があるの?


いくらこどもの成長をお祈りする鯉のぼりといっても、一年中出している家庭はまずないですよね。

当然出すにふさわしい時期、しまうべき時期というものが存在します。

まず出す時期ですが、多くの家庭はゴールデンウィークに入るころに飾り始めるようです。

しかし、本来ならば3月の終わりごろ、春分の日以降なら飾っても大丈夫なんです。

ただ、女の子の日であるひな祭りの飾りが出ているのなら、それを片づけてから出したほうがいいといわれています。

また、こどもの日が終わっても、5月中ならば飾っていても大丈夫です。

大きなものだと片づけるのも大変なので、休日などの時間のある時にやってしまいましょう。

だらだらといつまでも飾っておくのはあまりよくないとされているので、時間がある時にささっと片づけてしまうとよさそうです。

まとめ

すがすがしい5月の青空の下、鯉のぼりがはためいている光景は美しいものですよね。

時代がどのように変わろうとも、親が子供の成長を願う心は変わりません。

鯉のぼりを飾る習慣を、いつまでも大事にしていきたいと思います。

昔は男の子の日だったこどもの日ですが、最近は男女かかわらずお祝いするところも増えてきています。

その結果、オレンジやピンクのかわいい鯉のぼりも増えているんだとか。

昔ながらの黒や赤の鯉のぼりに交じって、かわいい色の鯉のぼりが空を泳ぐ光景を見ることができる日が来るかもしれませんね。

スポンサーリンク


-こどもの日
-, , , , , ,