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社日の意味と由来は?2017年はいつ?全国に伝わる行事や風習は?

その土地で生まれた人を死ぬまで守護する神様のことを「産土神(うぶすながみ)」といいます。

そんな産土神の祭礼が、一年で2回ある「社日(しゃにち)」です。

2017年は何月何日が社日であるかご存知でしょうか?

また、社日には具体的にどのようなイベントが行われるのでしょうか。

今回は身近でありながらあまり知られていない「社日」について解説していきます。

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社日の意味と由来は? 2017年はいつ?


仏教や漢字と同じく、社日も中国から伝わった文化のひとつです。

中国語で「」とは「」という意味があり、もともとは土の神様をお祀りしていた日だったと考えられています。

中国も日本と同じく農業が盛んな国ですので、作物を育てる土壌となる土への信仰は切っても切り離せないものでした。

最初に少しふれたように、社日は年に二回、春と秋にあります。

春の「春社」ではその年の豊作を願い、秋の「秋社」には無事に収穫できたことに対して感謝をしていたと考えられています。

社日が日本に伝わると、日本独自の文化と混じりあい、産土神をお祀りする行事へと変化していきました。

日本には昔から土地や田んぼに神様がいると考えられていましたので、自然に受け入れられていったのではないでしょうか。

そんな社日は、毎年「春分と秋分に最も近い戊(つちのえ)」にやってきます。

最も近い戊が2日ある場合は、春分/秋分の瞬間が何時なのかを調べ、午前中なら前の戊、午後なら後に来る戊が社日となります。

戊は十干の一つで、今ではあまりなじみがありませんが、簡単に言えば旧暦の曜日といったところです。

2017年の社日は、春が3月22日、秋が9月18日です。

新暦の日付は毎年変わるので注意しましょう。

社日に全国で行われる行事とは?


生まれた土地で一生を過ごすことが当たり前ではなくなった現代では、産土神への信仰や社日は縁遠いものになっています。

しかし、一部の地域では今でも、「社日祭」「お社日様」などの行事を行い、熱心に社日をお祝いしているところもあります。

例えば福岡県の筥崎宮では、社日祭として箱崎浜の砂を各家へ持ち帰る風習が残っています。

箱崎浜の砂は、古くから清めの力があると考えられていたのですが、土地神の力が最大になる社日の砂は特に神聖なものと思われていたのでしょう。

群馬県の社日稲荷神社では、社日の日に「探湯(くがたち)神事」が行われます。



ここでは神前に熱湯がささげられます。

笹の葉でその熱湯をすくい上げ、全身に浴びることで厄除けができるとされています。

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社日に全国に伝わる風習とは?


神社で何か特殊なイベントが開催されるわけでなくとも、多くの地域では社日の特別な風習が伝わっています。

いかに社日が身近であったかを、うかがい知ることができますね。

一部の地域では、社日の日にお酒を飲むと耳の病気が治るという「耳聾酒(じろうしゅ)」という言い伝えがあります。

また、社日の日に7社の神社にお参りすると、病気になりにくくなるという風習が伝わっている地域もあります。

また、東から上った太陽が南、西へと移っていくのに合わせ、その方角にある神社やお寺に参拝したり、お餅をついたりする伝統がある地域もあります。

まとめ

土地には神様がいて、その土地で暮らす人やその土地で生まれた人を守っているという考え方は、日本文化の非常に深いところに根差しています。

特に農業国であった日本において、土地というものはとても重要なものでした。

今では土地への帰属意識は薄らいでしまっていますが、自分のルーツを探るといった意味でも、自身の産土神や社日の風習などは調べておいて損はないのではないでしょうか。

特に風習が残っていない土地であっても、近所の神社に行ってみたりするだけで、気持ちが改まるかもしれませんよ。

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